投与方法投与方法

エムパベリの投与方法について

投与方法投与方法

エムパベリは、通常、週に2回、皮下に投与する治療薬です。

投与開始時は必ず医療施設において、PNHに十分な知識・経験を持つ医師が投与を行うか、医師の直接の監督のもとで投与を行います。

医師が自己投与が可能と判断した場合は、自宅での投与も可能となります。

エムパベリの投与方法の詳細に関しては、「エムパベリ®自己投与マニュアル」に記載されておりますので、そちらをご参照ください。

保存方法保存方法

冷蔵庫内(2~8°C)で保存し、使用期限を超えない範囲で使用してください。

C5抗体製剤からエムパベリへの切り替え方法C5抗体製剤からエムパベリへの切り替え方法

補体(C5)阻害剤(エクリズマブ又はラブリズマブ)からエムパベリに切り替える場合は、補体(C5)阻害剤中止による溶血を抑えるため、エムパベリ投与開始後4週間は補体(C5)阻害剤を併用します。

4週間の併用投与後に補体(C5)阻害剤の投与を中止し、エムパベリの単独投与を開始します。

C5抗体製剤からエムパベリへの切り替え方法(例)
C5抗体製剤からエムパベリへの切り替え方法(例)

投与間隔投与間隔

エムパベリの投与間隔については、週2回の投与では各週の1日目、4日目の投与です。

臨床試験では、乳酸脱水素酵素(LDH)値が基準値上限の2倍超の場合、1080mgを3日に1回の間隔(1日目、4日目、7日目、10日目、13日目など)での投与に増量可能としていました。

エムパベリの投与スケジュール(月曜日から投与開始する場合の例)
エムパベリの投与スケジュール(月曜日から投与開始する場合の例)
エムパベリ®治療記録冊子
エムパベリ®治療記録冊子

「エムパベリ®治療記録冊子」をご用意しておりますので、投与日毎に必要事項を記入してください。

「エムパベリ®治療記録冊子」
エムパベリ®治療記録冊子はこちら
(PDFファイルを開きます)
【エムパベリ増量後の注意点】

エムパベリ増量後、溶血及びそれに付随する臨床症状の変化などの観察が行われます。

投与時間投与時間

標準的な投与時間は約15~30分(投与部位が2ヵ所の場合)又は約30~60分(投与部位が1ヵ所の場合)です。

投与部位が2ヵ所の場合
約15~30分

(標準的な投与時間)

約15~30分

投与部位が1ヵ所の場合
約30~60分

(標準的な投与時間)

約15~30分

投与を忘れた場合の対処方法投与を忘れた場合の対処方法

投与を忘れた場合、できるだけ早くエムパベリを投与します(2日連続投与までは可能ですが、1日に2回分を投与してはいけません) 。

投与を忘れた分の投与後は、通常のスケジュールで投与を再開します。

投与を忘れた場合の対処方法

在宅自己投与の適用在宅自己投与の適用

エムパベリは注射のお薬であり、投与開始時は必ず医療施設において、PNHに十分な知識・経験を持つ医師が投与を行うか、医師の直接の監督のもとで投与を行います。

エムパベリの投与開始後、主治医により適用が妥当と判断された場合は、在宅自己投与も可能です。

在宅自己投与の適用の目安
  • 主治医が在宅自己投与が可能か否かを慎重に検討した上で、十分な教育訓練の実施、エムパベリ投与による危険性と対処法について理解し、確実に投与できると判断される。
  • 投与方法及び製剤と医療機器の安全な廃棄方法が理解できている。
  • エムパベリ投与後に感染症の徴候や症状などの副作用の発現が疑われる場合は、直ちに医療機関へ連絡できる。

エムパベリ®自己投与マニュアルエムパベリ®自己投与マニュアル

「エムパベリ®自己投与マニュアル」には、エムパベリの使用手順が説明されています。

主治医による自己投与の説明と自己投与動画や自己投与マニュアルを確認の上、確実に自己投与ができるように練習をお願いいたします。

エムパベリ®自己投与マニュアル エムパベリ®自己投与マニュアルはこちら
(PDFファイルを開きます)

「エムパベリ®スターターキット」について

「エムパベリ®スターターキット」には、エムパベリの自己投与に必要なものがまとめられています。

主治医による自己投与の説明時に本キットの内容を確認し、それぞれどのように使用するのか、主治医より説明を受けてください。

エムパベリ®スターターキット
エムパベリ®スターターキット
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